敷地は、南を道路に面し、道路を挟んだ北側は、川辺の水と緑の公園として美しく整備されており、桜並木を間近に眺めることができる。
設計にあたっては、敷地中央に建物、庭全体に緑を配し、南庭、住まい、北庭、川沿いの公園が一体に繋がることによる、のびのびとした暮らしの在り様をイメージした。
プランは吹き抜けとなっているダイニング・キッチンを中心に各部屋が東西に繋がり、南北に視線が抜けることによって、何処にいても庭や公園の自然を様々に感じることができる。
道路より玄関へは、林の小路のようなアプローチを抜けて至る。
リビング・ダイニング前には広いデッキを設け、パーゴラ状の深い庇によって日照を調整している。
「ヌック」は、リビング横に薪ストーブとベンチをしつらえた包まれるように居心地のいい小部屋である。低い横長の窓は、桜並木、公園の緑を額縁のように切り取る。
南庭は、木を広く透かした木柵とすることで、通りに対して圧迫感が無く、庭の緑が道行く人にも心地良いものでありたいと考えた。
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