築300年の古民家(大阪南地方伝統の大和棟)をリノベーションして利用したいとの依頼を受け、茶室(広間)とギャラリーとして再生の提案をした。
阪神大震災と北大阪地震で30cm以上の傾きがあったが、直すと屋根や外壁への被害が広がるため、現状を維持して耐震性を確保した。
床は杉の無垢板に越前の拭き漆仕上・漆喰塗りの壁と金沢伝統の群青壁、京唐紙の襖など伝統素材と技術をふんだんに用いた。
陶板タイルは色を決めて別注で焼き、昭和初期の数寄屋照明を配し、スクラップ&ビルドでは見ることの出来ない建築美を再現、本物の質感を堪能していただける造りとして甦らせた。
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