この建物は、家族4人(夫婦+子供2人)が暮らす住宅である。
外壁は伝統的な漆喰を使った和の住宅である。
畳スペースとLDKの間に設けられた坪庭がそれぞれのスペースを適度な距離感でつなぎ、
開口部及び坪庭の先には格子によって光と風を室内へ通し、外部の道路から適度な距離感を生み出している。
そして、道路の街路樹及び隣地の庭を取り込んでいる。
その全貌が見れる場所に、キッチンが置かれている。
家族が集まる場所、そこに料理をしながら会話のある・・・「家族団欒の場所」を目指した。
更に、キッチン背面は全て収納となっており、扉を閉めれば壁となりキッチンの存在感を浮かび上がらせ、収納という気配を消している。
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