限られたスペースにも関わらず、窮屈間を感じさせない空間の広がりを凝らした住宅設計。
視覚的に狭く感じないように採光・通風・開放感・収納などを効率的に取り入れ、小さい住宅でも快適に暮らせる設計を施しています。
敷地は、南海電鉄:南海高野線の主要駅のから徒歩数分に位置にする静かな街並みに位置する約12.6坪の変形狭小敷地。
敷地面積の条件から、建築家:設計事務所独自の発想による「見せる・魅せる」・「透かす」・「兼ねる」といった設計手法を講じております。各階ごとの区割りでなく縦方向の一つの住空間とし、各層における採光は、階段(網目状らせん階段)をはじめ、天窓(トップライト)や、外壁の縦連窓のアルミサッシの乳半ガラスから光が降りそそぎ、建物内のどこにいても明るさを感じる設計を施します。又、法的に許容される建築面積の有効活用に努めます。
各階の空間構成は、
・1階は、玄関ホール ~ 階段 ~ 浴室・洗面などのサニタリーを兼ね合わせて一体空間とする。
・2階は、階段 ~ ダイニング・キッチンを一体空間とし限られたスペースにトップライト・窓面よりの採光で広く見せる。
・3階は、大きな窓から陽光が差し込み開放感が味わえるリビング、寝室とする。
とし、それぞれの諸室の要素が満たされ上、採光に満たされ、実質的な面積から想定する広さを超えた感覚を味わえる住宅空間で快適な暮らしを営んで頂けるように設計配慮を施しております。
網目状のせん階段
床は、自然素材のスギ無垢材の上、自然塗料の柿渋塗り
こだわりの浴室、洗面室・化粧室
実際の面積以上に広がりを感じる設計手法である、『狭小住宅の空間を広く見せる3要素』である『透ける』・『兼ねる』・『抜ける』を最大限に活用しております。