築40年の2階建て木造住宅のリノベーションです。
昼間でも薄暗いLDKに光を届けるため、2階にの部屋、6帖×2室の床をそれぞれ半分の3帖にし、一つは中2階まで、そしてもう一つの床は1階の小上がりまでおろし吹き抜け空間としました。高さに差がうまれることで、2階からそして床の隙間からサンサンと光が降り注ぎます。風の抜けも感じるようになりました。
3帖の眠るだけ部屋に3帖のスタディーコーナー、そんな考え方です。家族が集まるリビングにいるか6帖の部屋にこもるかの2択ではなく、何をしているかはわからないまでも、そこにいる。家族にもそんなグレーの距離感が大切だと思っています。
超ローコストのリノベーションを実現するため、室内の床・壁・天井は既存をそのままに残しながら塗り替えるところはすべてDIYによる漆喰塗り。職人さんには床の高さを変えることと、断熱性能を向上させるためのサッシをペアガラスに入れ替えるということ、そして、お風呂とトイレ、洗面所などの水回りの設置など、最低限の作業にとどめることで超ローコストを実現しました。
・床の高さを変えるだけで光を取り込みつつ広がり、各部屋の繋がりも確保しました。
・リビングに集まるか部屋にこもるか以外の選択ができる住まい。
・できるところは自分で、壁と天井はDIYによる漆喰塗り、ペンキ塗りでローコストを実現。