閑静な住宅街に建つ、RC地下1階木造2階建ての家。
建物はLVLウォールを中央に傾けて貫通させたような構造で、LVLを囲むように吹き抜けがつながり2階まで延びるように広がりをつくっています。
家具や階段はすべてバーチ積層合板。天井の表しの梁や垂木、ラーチ合板はすべて構造を担っています。
地上階はLVLの断面側を意匠的に見せたウォール構造と、木造在来軸組みを組み合わせたハイブリッド構法。
地下はRC壁工法。半地下として窓を多くつくり、明るい地下室になっています。
建物の中央に8度傾いたLVLの壁が貫き、それを挟むように互いに反対向きに8度勾配の屋根が上っている複雑な形状を木造で表現しています。
KMKa 一級建築士事務所