「ICHIMATSU HOUSE / 市松模様の外壁の住宅」

外装には計画当初からクライアントが「使ってみたい」と言われていた、アルミのサイディングを採用しました。
製品の規格寸法上、建物のどこかにサイディングの連結部材が入ってしまうのですが、むしろそのことを積極的に捉え、タテ張り、ヨコ張りを交互に組み合わせた『市松模様』に張っています。
物件名はその外観からそのまま『ICHIMATSU HOUSE』としました。
たたみコーナーも含めて約20帖ある1階LDKには、クライアントこだわりの『真っ赤なキッチン』を据えました。
キッチンに立ったときにちょうど目線に来るよう、ピクチャーウインドウも付けています。
2階南面に設けたバルコニーは、屋外でありながら子供室の延長として利用できる、『半屋外空間』となります。
バルコニーに設けたトップライトから見える青空は、クライアントご家族だけが楽しむことができる、『特別な青空』です。
シンプルな形の外観でありながら、生活の各場面でさりげない面白味も加えた住宅とすることができました。
クライアントご家族が『ICHIMATSU HOUSE』で過ごす日常の生活の中で、いろんな楽しみを見つけていただければ、と思っています。

Horibe Associates architect's office

堀部 直子

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