台北Hitoはマンションを含めた複合ビルの名前である。マンションは販売の一環としてその一部を、英国、オーストラリア、フィリピン等の海外の建築家達にインテリアデザインを委託した。僕も外人の一人として参加する機会を得た。高級マンションでないにも関わらず、共有部分の広さと施設の充実度には感心した。
僕は日本の民家にヒントを得た空間を提案した。材料は極端にしぼり、少し暗めの色調を採用した。空間は床が豆砂利洗出しの土間と板間の居住スペースに簾で二分されている。壁は土壁、天井は丸竹を用いた竿縁天井となっている。家具、什器類も付属した状態で販売されるため、一部は日本から持ち込みディスプレイした。
写真は居間食堂の食堂スペース。
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