























ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZOの物流拠点の増床計画である。弊社は、"Big Eaves Lounge"に引続き休憩ラウンジの増床計画を任された。前回同様使いやすさ、拡張性、フレキシビリティを求められたラウンジであるが、前回に比べロッカー室の面積割合が高く休憩ラウンジの割合が低いため、ワンルームでは座席数が確保しにくい。それでは拡張性が担保できないため、前回採用したソファ席を多用することとした。ソファ席は、拡張性に優れている上に一部の机を固定しているため、レイアウトが乱れにくく整理整頓しやすいという利点がある。それを最大限活用するために大きなワンルームのラウンジを7つの部屋に区切り、壁に沿ってソファ席を作ることで座席数を担保した。その結果、席数は現状500席が席最大550 席まで増やせる拡張性を備えた。
ラウンジは全長約70mで横長の珍しい平面形状をしている。この長さを活かした意匠にするため、ラウンジ間の開口はつくばの縄文遺跡の入口から着想したアーチ形状とし、各ラウンジの天井高に合わせてアーチの高さを決定した。各ラウンジは似た形状の部屋が多いため利用者が誰でも区別できるように、ZOZO社のロゴを使ったカラフルな壁を作り識別できるようにした。天井が高く明るいラウンジで気持ち良く休憩したいスタッフにはぴったりの場所である。たくさんのスタッフがロッカー室や倉庫へ行くための動線として高い視認性、床の高い耐久性が必要になる横長形状の通路兼休憩室は、つくばにあるワイナリー、ワインカーブのアーチ天井から着想しTunnel Caveという名前をつけた。ここはあまり広くないところで、落ち着いて休憩したいスタッフ向きである。ここから各ラウンジにアクセスする場合、ラウンジの形状が似ているために迷いやすい。そのため、ラウンジの名前にもなっている壁の色を、Tunnel Caveからアクセスする腰壁にサインとしてつけることで利用者が迷いにくくなる。
こららのラウンジでは、働いているスタッフが、大きな窓のある本物の木の床、左官の壁のラウンジでゆっくりとくつろぐことができる。たくさんのスタッフが一度に働く大きな施設において、その個性と感性、使い勝手に応えるべく多様でフレキシブルな場所を設けた。「ZOZOBASE」の焼印入り椅子や「ZOZO」をかたどったフローリング、コーポレートロゴのカラーを用いた壁のあるラウンジで休憩時間をゆっくり過ごすことでZOZOグループの一員として一体感が得られ、同じグループ同士で働くスタッフ同士の連帯感を高めることのできる場所を作った。

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