RCの建物をスケルトン(内部解体)し、リノベーションした住まいです。
少ない予算枠の中で、取捨選択を極端に行う事で、その家族らしさのある特徴的な住まいが実現しました。
例えば、捨てた事の1つとして「個室を設けない」点がありますが、壁の配置を配慮する事で、緩やかにスペース同士のつながりをつくりました。
同じワンルームにいても、個々が独立して活動しているような感覚の住まいが出来たと思っております。
少ない予算の枠の中で、仕様や設備を落とさない方法を取りました。
その代わりとして、
・施工する面積をおさえる。(住まいとして使う部分を極力小さく抑える)
・出来る所はDIYを行う。
・建具(扉)を無くす。(個室を無くし、エリアとして使用)
こうする事で、無垢フローリングや漆喰の天井などの仕上げ材料や、
在来方式の浴室(タイル貼りの壁や脚を伸ばせる広いバスタブ)に出来ました。
個室が無い事で遮蔽するものが無い為、面積以上の広がりを感じる住まいとなりました。(もちろんデメリットもあります)
掃除する面積も少なく日常的な管理も楽です。