京都の市街地にある平屋建築で、四方を住宅に囲まれた路地奥の再建築不可の木造住宅です。
大工である施主の父が自ら建てた建物は築年数が経ち、根本的なメンテナンスと耐震改修工事が必要でした。
「父の住んでいた家を引き継ぎ、狭くても家族仲良く豊かに暮らしたい」という施主の要望を受け、一室空間の中でも視覚的変化を楽しめるように計画し、調和と繋がりをつくり、互いの存在を感じつつ家族が別々のスペースを楽しめる空間を創ることを考えました。
提案のポイント
・ボリュームを最大限利用することで広がりをつくり、BOXで変化のある多様な居場所をつくる
・内部空間を切妻型とすることで「イエ」を表現
・既存の家を白、新しい機能をグレー系とすることで、新旧(親子)の繋がりを表現
・色調をモノトーンにすることで、住人の生活カラーを引き立てる
ATELIER-ASH HP
https://www.atelier-ash.jpn.com
プロの建築家さんとのやり取りは楽しく、設計段階から色々なアイデアを出して頂き、模型を眺めながらの家づくりは、建築家さんに依頼する醍醐味のひとつだと思います。一般のリフォーム業者とは全く違った発想で提案されるので、建築が好きな方には満足できると思います。また建設途中でも、進捗状況を細部まで確認させていただけるのは中々ないのではと思います。
とても狭い家を自由な発想で造っていただき、考えつくされた細部のこだわりと動線。予算にあったプランを考えていただき、本当に出会いは大切だなぁと思いました。
予算の都合もあり、第一段が終了。
次は屋根、壁、庭なども相談してみようと考えており、末永く面倒見てもらうつもりです。
株式会社ムカイ工務店