建築家と家づくり 好きに暮らそう SuMiKa
増築により母屋と無理に接続され雨漏りを生じていた蔵を切り離し、元の姿に復元。手前は除却した建物の基壇を活用したウッドデッキ。 | 市中に残された蔵のある邸宅の改修|大阪市|阿倍野の屋敷
市中に残された蔵のある邸宅の改修|大阪市|阿倍野の屋敷
株式会社 山本嘉寛建築設計事務所

市中に残された蔵のある邸宅の改修|大阪市|阿倍野の屋敷

増築により母屋と無理に接続され雨漏りを生じていた蔵を切り離し、元の姿に復元。手前は除却した建物の基壇を活用したウッドデッキ。 | 市中に残された蔵のある邸宅の改修|大阪市|阿倍野の屋敷
キャンバスに追加する
写真を拡大する
もっと見る

天王寺駅の南に広がる阿倍野。明治から戦前にかけて、天下茶屋駅の東斜面には池の周りに料亭や茶室を拝した風光明媚な公園がありましたが、今では往時の面影はほとんどなく、小高い丘の起伏に沿ってマンションや大小様々な住宅がひしめき合っています。そんな路地の奥に奇跡的に残されていた大きなお庭と邸宅をあるご家族が引継ぎ、次の世代へと命をつないでいく僥倖に恵まれました。

1この事例、ここを見てください!

建物は幾つかの棟からなり、複雑な入母屋架構や大断面の太鼓梁、無垢の分厚い床板など、貴重な材料で丁寧につくられた形跡が多く残っていましたが、何度か大規模なリフォームが施されて母屋と蔵が棟続きとなり、更に応接間や離れが増床されて問題の多い状態になっていました。

2理想の暮らしの実現のため、こうして私は課題を解決した

計画にあたっては和室の設えや古い無垢材・架構の持つ力強さ・大らかさと、現代的な生活や性能とが歪み合うことなく共存共鳴できるような在り方を心がけ、母屋の中央付近に天井が高いLDK、それを挟むように玄関・水回りを配置しながら内部・外部にいくつかの回遊性を仕掛け、スムーズな動線計画としました。

3この事例をつくったときの思い出に残るエピソード

式台や床板は慎重に取り外し、鉋掛けして階段や造作材に転用。障子や框戸も多くは補修し、配置を組み替えて再利用。つぎはぎリフォームで辻褄が合わなくなっていた増築部分や離れを撤去して、防水・構造耐力・採光を無理のない状態へと整理しました。

株式会社 山本嘉寛建築設計事務所 のプロフィール写真

株式会社 山本嘉寛建築設計事務所

山本 嘉寛

設計事務所会員
設計事務所会員とは
主に建築物の設計監理や建築デザイン等を行っている建築設計事務所や建築家を示します。
通常営業中です
竣工年
2025
部屋数
5
家族構成
夫婦(子供あり)
構造
木造(全般)
敷地面積
300㎡以上
延床面積
200㎡〜300㎡未満
予算帯
5000万円以上
所在地
大阪府
ロケーション
都市
家づくりチーム

Sunfield建築工房

oguma