「人と猫の多様な環境を守る家」
シンプルかつ凹凸の少ない建物外形が、外皮面積を最小限に抑え、窓も南側を除き小さくすると同時に、多くの窓にトリプルガラス・Low-Eガラスを使用し、熱負荷を小さくすることで、(広義の)環境を守ることを意図しています。さらに北側屋根を和小屋、南側屋根を登り梁とした2種類の屋根形式を組み合わせることで、LDKの大空間を確保しながら、差し掛け屋根を実現しています。その差し掛け屋根によるハイサイドライトが、LDKに天空光を採り入れ、南北方向に風を通しやすくしています。自然光や風、高さのあるLDK、家具、階段、個室などが人や猫のための多様な(狭義の)環境を生み出しています。