建て主さまは、『現在60代半ば、今の住宅では、今後、夫婦2人で加齢を重ねていく上では安心・安全に暮らしていけるのだろうか。』との不安から、新築の依頼を受けました。
旧の木造住宅では、将来迎える肉体的鈍化に対して、リフォームでは、抜本的な対処に限りがあり費用対効果が期待できないのと、ご予算から建て替えを図ることとなりました。
お客様は、住み慣れた以前の田の字型プランの間取りを希望されました。そこで安全性を重視した動線の短縮化、収納の効率化、住宅内のバリアフリー対策をふまえた設計を施しております。
バリアフリー対策
床暖房
高齢者住宅に対する動線
これから迎えるご夫婦の高齢化に対して『バリアフリー対策』・『冬に暖かく、夏に涼しい』・『部屋を明るくしたい』・『暮らしの動線のコンパクト化』などの要素を踏まえた平屋建て住宅を提案し実行されました。
【きっかけ・お客様の想い】
今までの住宅は、築80年ほどたつ 『 田 』 の字型間取りのため日照が少なく、また古い木造のため冷暖房が効きにくく雨漏りがひどくなった事と、今後、高齢化を迎え、老後の生活・住宅への思いも含め、建て替えを決めました。
【依頼主さまより頂いたコメント】
建て替えながらも、今までの住宅で思い出の深い:玄関の上がり框の再利用されるなど、良きものを慈しんでお使いなられるお心に感激いたしました。
引き渡し時に、ご主人様より、『 この住宅を大切に住ませてもらう。 本当にありがとう。』 と。
家・住宅づくりにたずさわった者として、冥利につきるお言葉をいただきました。