武雄温泉街にあるNATURAという雑貨屋のリフォームです。昭和5年建築のこの木造建物は、1階を店舗2階を住居として使用しています。
代々受け継いできたこの家と住まいを守り、次の世代につなげたいという施主の熱い思いのこもったリフォームです。
ルフォーム前は写真「1」のような四角い外観で道路境界ギリギリまで建物がありましたが、リフォームを機に減築し、店の手前に和風の小さな庭を設けました。そして、減築によって現れた建築当初の入母屋をそのまま生かし、1階部分に軒を付け加え、2階窓部分には木製の格子を取り付けて和風の趣を強調したデザインにしました。
また、建物の傾きが激しかった為、その倒れをワイラーで引き戻し、店舗部分には温泉通りから県道へと店の中央を貫く導線をつくり、そこに列柱を配し建物の補強としました。
この中央の導線は、ちょっと覗いてみようか?という人の好奇心をかき立て、温泉通りと県道の両方からお客さんを店内に呼び込む効果があります。また店内には喫茶コーナーを設け、店を訪れる人が気軽にくつろげるようにしています。
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