昭和63年竣工(1988)(築27年)の木造2階建て住宅(82坪)の改築。
一昔前の住宅は気密性、断熱性が低く、冷暖房効率が悪かった。間取りは広い割には無駄なスペースがあり、回遊性も悪かった。台所、食堂が北側にあって、裏のイメージが強く、実際日当たりが悪いため、家族が集まるリビングスペースを南側の庭に面した大きな部屋にしたかった。
耐震性も考慮して、瓦屋根は軽く遮熱機能を備えたコロニアル葺きに変える。外壁は通気層を設けて外側に仕上げ、サッシをペアガラスに全面的に入れ替える。
和室仕様だった客間8帖2間と広縁をワンルームとし、LDKとしてインテリアを全面的に改装する。庭側の窓はフルハイトの大型木製サッシとし、大きく庭に広がる開放的な空間となる。天井は庭側(1間)を格子張りで低く抑え水平感を出す。逆に内側(2間)は天井を高くし間接照明で明るく照らし垂直感を出す。
台所は廊下側の出入り口からパントリー、洗面、浴室、勝手口につながり、家事動線の配慮をした。バックスペースとのつながりを備えることで、庭に向かった居間食堂と一体になった開放的な台所となっている。
2階の寝室(とくに子供部屋)をの連絡を良くするため、食堂の脇に階段を増設する。共用で使える図書コーナーやワークスペースも近くに配置し、家族が孤立しないように間取りを配慮した。これで1階と2階で回遊する行き止まりのない動線が確保できた。
1階に共用で使うクローゼットを設けて、洗濯の家事動線をシンプルに短くしている。
居間の出入り口2か所に以前あった欄間をはめ込み、欅の大黒柱とともに、元の住宅の記憶の断片をとどめている。
一昔前の住宅は気密性、断熱性が低く、冷暖房効率が悪かった。間取りは広い割には無駄なスペースがあり、回遊性も悪かった。台所、食堂が北側にあって、裏のイメージが強く、実際日当たりが悪いため、家族が集まるリビングスペースを南側の庭に面した大きな部屋にしたかった。
耐震性も考慮して、瓦屋根は軽く遮熱機能を備えたコロニアル葺きに変える。外壁は通気層を設けて外側に仕上げ、サッシをペアガラスに全面的に入れ替える。
和室仕様だった客間8帖2間と広縁をワンルームとし、LDKとしてインテリアを全面的に改装する。庭側の窓はフルハイトの大型木製サッシとし、大きく庭に広がる開放的な空間となる。天井は庭側(1間)を格子張りで低く抑え水平感を出す。逆に内側(2間)は天井を高くし間接照明で明るく照らし垂直感を出す。
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