敷地は南西に前面道路と北西に私道がある約37坪の南西角地。 周囲は再開発が進みすっかり昔の趣はなくなったが、ここは風致地区のまま良好な住宅地が保たれようとしている。建替えの建物は建坪18坪、延床約50坪のRC造3階建ての共同住宅である。
玄関の位置は、1階は南側道路からアプローチし東側に、2,3階は西側私道より北西コーナーの外部階段からの西側にある。各階とも20畳のLDKと、8畳の個室、水回り、バルコニーのあるシンプルな間取りである。(1階には外部階段下の納戸スペースがある。)
外観はコンクリート打放し仕上げの外壁と杉板張りバルコニーの簡素ながら堅実な表情をしている。
内装はチャフウォール壁とアカシア無垢フローリング、コンクリート打放し仕上げ、自然素材の質実剛健な仕上げとなっている。
外構の植栽が徐々に建築を自然に近づけつつある。
敷地は風致地区に指定されていて、壁面後退、緑地率などの条件があり、ボリューム検討を多数行った。 周囲の環境は過激に変貌し、戸建ての住宅からマンションへ変わるなか、風致地区の指定が残ることに行政の怠慢を感じる。
堅牢なコンクリートの素材感と要所に使った木材との対比、そして外構の植栽を織り交ぜ、街並みの一角を創り出した。
築50年の住宅の建替えで、耐久性のある堅牢なRC造の共同住宅を建てる。バイアフリーの前提に将来の変化に対応するシンプルで住みやすいつくりとする。
シンプルでのびのびとしたプランで使いやすい。
段差なく移動でき、安全で安心して暮らせる。
スムーズにストレスなく生活できて素晴らしい。
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