嬬恋村(北軽井沢の隣)に建つ別荘です。軽井沢周辺は非常に湿度が高く、周囲のローコスト木造の別荘は数年で朽ちていまいた。特にデッキなどは顕著で、数年でみすぼらしくなる状態に耐えられず、少しコストが高くても耐久性、耐震性共に高いRC造と鉄骨造の混構造とし、それぞれの構造の特徴をそのままデザインに活かして、幾何学的な外観としています。
山の中に建つ別荘は、一般的に緑や自然に迎合するような山小屋のような外観ですが、ここでは緑や自然にあえて幾何学的形態で対峙するかのようにみえますが、建物は自然を背景として際立ち、自然はそこに幾何学があることで引き立つのではないでしょうか。