蓼科高原の家 大開口から八ヶ岳が一望できる別荘
◾️八ヶ岳を望む絶景を大開口で楽しむ
この物件が建っていたのは、蓼科高原の別荘地でも最も高い場所で、八ヶ岳を望む絶景のポイント。
週末住宅として増改築をするにあたり.内外の一体化が大きなテーマとなりました。既存建物は良くも悪くも標準的な築15年のロッジ風の建物でしたが、ロケーションは申し分なく、「この眺めのためだけにここに別荘を持った」というオーナー夫妻のために、まずこのダイナミックな風景を取り入れることを考え、八ヶ岳に面した壁をすべて取り払い、7mの大開口をつくることを決めました。
大開口をつくるために軽量鉄骨で補強し、構造を強化。そこに木製の4枚の引き戸を造作し、大パノラマを部屋の中からも楽しめるように仕立て直したのです。
◾️ウッドデッキを拡張、浮遊感と開放感を味わう
さらに、室内と同じレッドシダーのウッドデッキを拡張。フロアレベルをほぼ変えずに、リビングとウッドデッキが続き、室内にいても眼下に広がる森に浮遊しているような感覚が生まれました。さらに、ウッドデッキの先端側を2段下がった仕様にして手すりを設置。室内から手すりが見えないようにする意図です。
この風景の美しさを損なうものは何もつくりたくない、そのための工夫でした。
また、もうひとつ、風景を楽しむものとして、ウッドデッキに露天風呂も設けました。八ヶ岳を眺めながら湯気に包まれると、すべての日常から解放される極上の時間が過ごせます。
◾️内と外を曖昧にし、心と環境を一体化
室内はこまごまと部屋を仕切っていたすべて壁を取り払い、ほぼ1ROOMのようなつくりに変更。
料理をつくっている間、目覚めた瞬間、広間でくつろいでいる時間、ここで過ごす間は常に八ヶ岳の風景を眺めることができるよう、間取りを再構築。洗面室と浴室もウッドデッキ側に位置を移動させ、開放的な空間へと変化させました。
ガラス扉を開け放ち、新鮮な空気につつまれてリビングでくつろぐと、もはや内と外の境界は曖昧となり,心と環境まで一体化するような開放感に満たされます。
・八ヶ岳が一望できる大開口
・内と外とがつながり、空気感が感じられます
・南アルプスも見れる7m大開口は、リノベーションで作りました
蓼科高原の標高は高いです。真夏の現場でしたがいつもヒンヤリとして、来るたびにとても気持ちよかったことが忘れられません。
理想郷
天空の城
蓼科高原の家はリノベーションです。
壁を取り去り鉄骨の補強をすることで、7m大開口が実現しました。
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