4代続く老舗のパン屋さんの建て替えで、建物高さ10M未満に4層を組み込んでいます。
1階に工場と店舗、2階に主人の老夫婦、3階に4代目の若夫婦家族が暮らす2世帯住宅です。3階には、中高層条例の建物の高さ10M未満を守りながら、吹抜に面してロフト=中4階のスペースがあります。この中4階は天井高さが低くても済む水周りの上に設けてあり、このスペースを確保するために2,3階の水周りの鉄骨には様々な工夫がしてあります。
2世帯で玄関だけを共有していますが、2階、3階の雰囲気がお互いになんとなく伝わる仕掛けがしてあります。
外壁、屋根は断熱材裏打ちのガルバリウム鋼板で、内部の床は2,3階ともにムクの杉板、3階天井とデザイン上のポイントとなる壁はOSBです。建物の外観はちょっとクールですが1階の店舗も、内部は床がテラコッタタイル、壁がムクの杉板(一部OSB)、天井がOSBと、手作りのパンの温かみにマッチしたものです。
蛇足になるかもしれませんが、パンの陳列台は建て主さんのご要望で、以前から使っているものの再利用です。
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