弘前市中心部の閑静な住宅街にある、江戸末期から続く武家屋敷を、増改築した建物です。
古い建物を探していた施主は、この土地と建物を一目で気に入り、買い求めました。
手を加える必要のない所は、そのまま残し、現代の生活や自分たちの感覚にどうしても合わない所は、改築と少しの増築で解決しました。
それから、古(いにしえ)の日本家屋の心地よい記憶を継承するため、解体材は出来るだけ再利用しています。
例えば、板材は床や外壁に利用しています。
建具も、再利用しています。
基礎として使われていた石は、雨落ち砂利の押さえとして活用しています。
それに、土壁や三和土(たたき)や敷石など、昔からの工法を取り入れている所もあります。
新たに製作した家具や建具も、無垢の杉材で造りました。
新旧両方の良さを取り入れた、ある意味最も贅沢な住まいのような気がしています。
武家屋敷の再生
あずましい住空間
日本庭園
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