密集した住宅地の旗竿敷地に建つ家族4人の住まいです。
初めて敷地を見学した時に、隣地から地盤が1m以上低いことや住宅密集地であることなど、採光や通風を考えると2階を生活の中心としたプランがふさわしいと感じました。
1階は主寝室や水回りなどのプライベート空間を纏めています。玄関は将来建主がバイクを駐輪するとのことからスラブ仕上げのままとし、空間的な連続性を意識して水回り以外は同じ仕上げで揃えました。
階段は2層分の高さのある空間でトップライトからの光が2階やロフトへとゆるやかに導いてくれます。また、南北に風が抜けるようにトップライトとLDKの間仕切り壁の一部に開口を穿ち、空気と光が通るように計画し、2階は斜線制限の限度まで高さを確保し勾配天井で広がりのある空間つくり、一部に子供室となるロフトを設けそれぞれの居場所を確保しています。
仕上げは建主が無機質な素材を希望されたこともあり床にはフレキシブルボード、壁の一部とキッチン天板は建主のモールテックスDIY。箱階段は他の仕上げとの相性を考慮し、木質系のラーチ、ラワンベニヤを採用。インテリアのアクセントととして効いています。
コンパクトでクールなインテリアと抑揚のある内部空間が特徴的な住まいです。
①落ち着いた空間
2階LDKとしたことで周辺との関係を探りながら開口部の位置を決定しました。
結果、メリハリのある落ち着いた空間になりました。
② インテリア
全体的にクールなイメージで構成しています。
キッチン天板と壁の一部はクライアントによるモールテックスのDIYです。
③階段のトップライト
階段はトップライトの光が降り注ぎ明るく開放的な場所です。
上り下りが気分転換になるようにちょっとした演出。
密集した住宅地だったこともあり、2階LDKとして計画しました。
プライバシーを確保しながら、開放的な内部空間も実現しています。
キッチンのタイルは皆で施工したことです。
大半のタイルでしたが半日で完了し、精度も申し分なかったです。
今まで20代から60代まで、年代問わず様々なクライアントの設計をしてきました。
木質系の空間だけではなくクールな空間も得意としています。
是非、ご遠慮なくご自身の生活や暮らしのイメージを語ってください。
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