「駅前の森」という全体整備基本コンセプトの基、「江戸の『粋』」を象徴し、自然を抽象化した幾何学模様の反復が美しい伝統模文様をヒントに、樹木になぞらえた単独ユニットの反復が生み出す樹陰の連なる木立のような風景をめざしました。
ユニットとその接合は下町ものづくりの精神を引き継ぎ、「ものそのもの」の本質的な力強さを引き出すよう、意匠・構造・施工が一体となった無駄のない構成と納まりを精度の高い施工で表現しました。
見上げやタワーからの見下ろし、近づいたり遠ざかったりするごとに、江戸切子や三味線の撥、折り紙細工といった日本の伝統工芸品を想起させ、「駅前の森」と呼応した人の佇む「人工の森」となることを期待しています。
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