都心の狭小地に新築した夫婦の為の趣味の家。
二つの書斎を持つこの家は本棚に囲まれて暮らしたいというお施主さんの要望を素直に実現した住宅です。
延24坪という狭小物件にかかわらず、壁面に本棚を設けながら明るさを確保する間取りの組み立てに苦労しました。
天空率を駆使し、土地の魅力を最大限に生かした空間構成で、落ち着いた雰囲気の家が実現しました。
可動本棚の裏にキッチンが隠れています!
本棚に囲まれるという事と開放感を感じれるという相反する希望を立体的な空間構成で解決しました。
おばあさまから譲り受けた年代物の家具を取り入れたいという事で、作り付け収納として違和感なく取り込みました。
狭小地だからこそ建築家の腕が試されます。
図面だけではわからない立体的な空間構成で、面積という数値に負けない魅力的な家を実現しました。
借景をどのように切り取るか?周辺の建物との関係をどのようにするか?一つ一つがとても重要な要素です。
写真ではなかなか伝えきれませんが、とても密度の濃い住宅です。
リビングのある2階は10坪程度の空間です。
本棚に囲まれながら広さを感じる空間は写真でも伝わりますでしょうか?
天井高さの強弱をつけ、空間にメリハリを与えながら落ち着きと開放感を感じれるように工夫しています。