家のまんなかに設けた明るい吹抜空間が特徴の小さな住宅です。
隣地建物がせまっている為、南面と東面からの採光が難しい敷地の短所を補うよう、建物のまんなかに設けた吹抜を軸に大きなワンルームのような簡潔で自由な空間を目指しました。
直射日光が苦手という住人の意向を考慮し、この吹抜はできるだけ天空光や反射光で明るくするよう工夫を施しています。1辺7.2mの正方形プランの中心に、採光と排熱、通風に有効な大きな天窓1台を備えた吹抜空間を据え、この明るい「まんなか」を起点に周囲の諸空間の設計を進めて行きました。
雨空の日でも屋内はとても明るく、はじめてこの家を訪れる人々は、外観のイメージからは想像しづらいその明るさに皆さん驚かれます。晴れの日は屋内に居ながらに青空を眺めることができ、さらに綺麗です。風通しも良く、爽やかでシンプルな空間となりました。
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