畳の間／集会機能を持つ家

　マンションの改装計画です。
クライアントが日常生活を送る場であると同時に、定期的な集会場としても使われることから、LD＋２室に分化していた壁を取り払い、全体を１つの空間として活用できるようにしました。

　壁を取り除いて、大きく区画された空間のほぼ中央に障子戸による可動式の間仕切りを設け、天井から照明付きのガイドレールを吊るしました。
加えてこのレールを境に、畳を床とする部分には仏壇スペースを、フローリング床の部分にはベランダに面する仕事スペースを設けています。また、この２種類の床は段差なく連続し、将来、一方の床に統一することも可能です。

　住まい方が多様化する時代、最小限の建築部品でクライアントの生活スタイルにフィットする空間を目指しました。

野口修＋DAT／都市環境研究室

野口 修

設計事務所会員

設計事務所会員とは

主に建築物の設計監理や建築デザイン等を行っている建築設計事務所や建築家を示します。

通常営業中です

詳細を見る

この専門家に相談する

この専門家の資料をリクエスト

前の建築事例

医院建築／機能性・居住性と経済性に配慮した診療所空間

次の建築事例

趣味と生活の知恵を反映した水廻りリノベーション