新潟の妻有に立つ、アーティストジェームス・タレルの作品を体験する宿泊施設。ジェームズ・タレルさんと共同で設計しました。
「現代的なもの」であるタレルの「現代美術」と、「伝統的なもの」を代表する「妻有という場につくられた伝統的しつらえの家」という対比の中で、建築がつくられています。
室内には、和のイメージの空間の中に、タレルの光の作品が点在しています。Outside-inでは、日没から1時間の空の変化を体験、LightBathでは、水中の光ファイバー効果で幻想的な入浴体験ができます。
1階も2階も回廊で囲まれた外観は、地域の伝統的構法であるせいがいづくりをイメージしています。豪雪地であるために、雪囲いなどの豪雪に対応したディテールでつくられています。
最新鋭の空調、屋根のスライド機構、豪雪対策の屋根融雪機構などが組み込まれていますが、建物の伝統的なイメージを壊さない形で、デザインされています。突出した新しいデザインが現れるのではなく、地域のコンテクストとつなげようとしました。
「越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭」を発表の場とする、越後妻有アートネレックレス整備事業の一環でつくられました。
http://www.future-scape.co.jp/g200303works/g200303worksimage/g2003b03houseoflight/g2003b03houseoflight.html
資料請求にあたっての注意事項