葉山一色の家～富士山への眺望を活かした海辺の家

空の高い葉山一色海岸へ５分程の敷地。夫婦二人の終の棲家です。道路より一段高くなっているため、眺望に優れ、玄関の丸窓であるピクチャーウインドウからは美しい富士山を望むことができます。１階はダイニングとリビングを建具で仕切り応接も兼ねることができるワンルーム。大きなデザインの要素として障子を用い、機能的には湘南の強い光を和らげて取り入れ、落ち着いた空間になるように工夫しました。また、階段の途中に奥様の小さなアトリエコーナーを設け、南東の美しい景色を眺めながらゆったりとした一人の時間を愉しむことができます。ご主人の書斎は西に面した２つ目のリビングの一角にカウンターを設けました。目の前に広がる景色は青々とした海と雄大な富士山。海より至極近いため、塩害対策として、外部には木を多く使用しました。土の左官壁の外壁と木の組み合わせは上品で優しい建築として自然の多い葉山の街並みに溶け込んでいます。

多田建築設計事務所

多田博

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