クライアントが所有しているアートを飾りたいというニーズに、床と天井を同じ素材にして全ての住戸の壁がギャラリーになるように白くすることにしました。
住戸の中央付近にあるエントランスはブラスト処理したステンレス、エントランスを挟んで左側半分のリビング・ダイニング・キッチンなど家族の集まる場所は桐のフローリングで、個室や水周りを集めた右側半分はカーペットで包みました。
そして、家中にお気に入りのアートが並びました。
設計担当:納谷学、山田智子、大豆生田亘
施工会社:高橋建設
延床面積 : 85.78m²(25.89坪)
掲載誌 :
『ナイスリフォーム No.16』
『Goodリフォーム 04月号』
『都心に住む Vol.21』
『Archi+Dector No.02』
『建築家の仕事』
①3種類の仕上げと白い壁
ステンレス、フローリング、カーペットの3種類の仕上げを場所によって使い分けています。
②床と天井が同じ仕上げ
白い壁を引き立たせるため、床と天井の仕上げを揃えました。
③家全体がギャラリー
全てのスペースをギャラリーに見立て壁をキャンパスのように白くしました。
クライアントが趣味でアートコレクションを持っていたが、箱の中に入っていて日常的に見れないということで、だったら家中どこでも見れたり、飾れたり、置けたりできるようにしましょうとスタートして、たどり着いた答です。
漠然とした希望やイメージを教えてください。
私が具現化します。
美術館
プライベートコレクションを日常で楽しむために全ての部屋でアートを置けるようにしています。
山田智子(元スタッフ)