場所は、埼玉県川口市の分譲地の一画です。最寄駅から、商店街を通り抜けて、小学校に近接した周辺に多くの住宅が立ち並ぶ、住まいやすい立地。 このような、住まいを構えるのに最適な場所において、縁あって住宅の設計を行いました。 縦に細長い形状の分譲地の中で、居心地の良い場所を点在させることを考えて平面を考えると同時に、高さ方向にも工夫を行う事を考えて計画をまとめました。家に帰ることが楽しくなり、休日は朝から晩まで、家で何気なく過ごすことが何より贅沢に感じるような、家族が過ごす当たり前の時間が、心身ともに安らぎをあたえ、さらに家族のコミュニケーションを高めるような住空間ができればと思い計画をまとめています。 暖冷房設備は、自然の中ですごすような環境を実現するため、設備による風や音がなく、エアコンに頼らない全館放射暖冷房としています。夏は森の中にいるような木陰の涼しさがあり、冬は自然の春の暖かさを感じることができるため、家ですごすことに贅沢を感じることができる家となっています。