山梨県の新築住宅のプロジェクトです。
nLDKと呼ばれる不動産から考えられた建物の様式の中で、nの面積を最小限にし、箱の中に収め、残りをLDKとして何も作らない空間を最大にとりました。おおきいLDKの中に小屋を建てたり、2階を作ったり、南側に増築をしたりと、今後の家族の変化に対応できるような住宅として、今は最小限のからっぽの家を考えました。
木造ピン工法とすることで強固な外壁で受け、内部をフリープランとした住宅です。構造を外壁で受けているため、後日リノベーションするときにも自由度の高い建物となります。シンプルな構造とすることで、経済的で強度の高く、施工性のよい構造としました。
リノベーションしやすい建物を作ることで空き家の増加が問題となっている日本の街の良いストックとして、100年後も残って行くことを期待しています。
それはリノベーションの世代と呼ばれる私たちの残すべき使命ではないかとかんがえます。