レッドゾーン(土砂災害危険区域)に建つ山の緑の風景を引き込んだ住宅。
土砂崩れの危険性があるとはいえ山の緑の風景を享受でき、山の反対側は公園が広がる魅力的な敷地でした。
法規に即し土砂崩れの土圧に耐える為1階から2階の途中までをRC造としてその上を軽快な木造とした。
2階建ての建築の断面は屋根までの床を1/4ずつ分節して、片持ち梁によって上にいくにつれ面積が拡張する構成とし、軽快に作られた最上部の木造部分が光や山の緑の風景を室内の最下部まで運んでいる。
内部は水廻りや書斎、クロゼット以外はワンルームになり、スケールや開放感の異なる沢山の居場所がちりばめられている。
地上部分はピロティーになり、崖から公園へと繋がるランドスケープを開放して、独特の開放的な空間になっている。
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