砂浜から連続する白のリゾート空間。
この住宅は、友人であるアメリカ人建築家と一緒につくった、彼らの別荘です。
都心での高密度でスピードのある生活から、週末はゆっくりとした時間を過ごしたいと考えていたオーナーが見つけ出したのが、葉山のこの場所でした。
海岸からは徒歩数十秒。耳を澄ませば波の音も聞こえてくるような最高の環境。 ここに、外のような開放感を感じられる「住まい」を創りだしました。
敷地にあった2本の木〜桜と松〜は切らずに残し、この木の位置から建物の配置が決まりました。
南側の大きく空いた庭はデッキと砂とプールで構成され、子供達は思う存分走り回れます。
家の中は床をモルタルにしているので、ここもまた、砂のついた足で走り回っても気になりません。
すべてがおおらかで、ゆったりとした時間。
日本人に、今一番大切なことを気づかせてくれた家づくりでした。