市街地に建つ木造3階建ての住宅です。
木と塗装の壁による静かで柔らかな空間を目指しました。
ゆったりとした明るい室内、開放性のある空間を確保したうえで、密度のある空間とめりはりをつけました。
準防火地域の為、耐火性能上風圧を受けている吹抜けの梁は、通常石膏ボードなどで包むなどの処理が必要ですが、燃え代設計により木のまま露出し意匠上のポイントとしました。
キッチンのカウンターもその梁と同じ材で制作し、素材を統一して梁やカウンターが一般的に持っている「意味」を曖昧にしました。
可能な限り出てくる線を少なくし、素材を統一し、要素も少なくし、シンプルな納まりとすることにより時の経過によって光が移ろい行く様子や、色の濃淡が感じられる「余白」を作る様にしました。
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