さいたま市の東浦和駅から歩いて10分ほどの芝川沿いの敷地での、4人家族の家づくりです。周辺はかなり空いていて将来的にも周りが密集してくることを予想しなくても良い土地でした。
密集した住宅地ではないので外にも内にも開放的であることを心がけました。シックなグレイッシュブラウンの外壁に、薄く軽い一枚屋根が片流れでひらっと乗っているといった感じです。屋根は、薄いといっても38ミリの杉板の上に外断熱を施し、その上に通気層をとっています。夏場に片流れの低い方(空気取り入れ側)と高い方(空気排出側)に手をあててみると、取り入れ側そんなに熱くないのに、排出側はかなり熱く、通気層の効果を実感しました。
建て主さんはフレキシブルで合理的、かつ開放的なプランに納得をしてくれて、杉のむく板の、床、天井と白い壁(今回は漆喰はコスト上使えず、ルナファーザー貼り)という内部の雰囲気も、武蔵浦和の見学会で簡潔な気持ちよさを確認してもらい、選択しました。基本的に自然素材の家です。
建て主さんはあまり建築のパーツにこだわる方ではありませんでしたが、ぜひ採用したいとおっしゃたのは、玄関の格子戸と和室の半畳畳でした。
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