新小岩の駅からほど近い住宅地でのリフォーム。
最初は新築がご希望だったのですが、現在の建築基準法に照らし合わせると元の家よりも小さくなってしまうため、リフォームすることにしました。
耐震補強も同時に行うため構造の計算も進めました。
広い空間を作るために元々あった柱や壁を取り払い、他の部分に強い壁を配置して全体のバランスを取るなどして間取りを決めてゆきました。
また今回は、階段の位置を別の場所へ移動させるという工事がありました。
階段の傾斜を今までより緩くして将来足腰が弱くなっても登りやすくするため、間取りも考慮して一番使いやすい位置に新設することを決めました。
階段移動の工事にあたっては、1階と2階の間に「梁」が入っていることに注意しなければなりません。階段の空間は吹抜けと同じで1、2階がひとつながりになる場所ですので、新たに階段を配置したい場所には元々の梁が入っている可能性があります。
今回の工事でも元々入っている梁にぶつかってしまったため、これを途中でカットして、その代わり構造が成り立つように新しい梁を入れました。新しい梁は階段空間に露出してこないような位置を計算で割り出し、適切に取付けました。
リフォームであっても、構造を知れば自由な間取りを実現することができる一つの例となりました。
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