鎌倉の大仏さんや紫陽花で有名な長谷寺からほど近くに建つセカンドハウス。一見モダンな印象ですが、かまどが土間に置いてあるような伝統的な町屋の構成が骨格となっているので、どこか懐かしさのある空間となっています。
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天井高5.3mの吹抜けを持つ圧倒的な大空間に置かれたダイニングキッチン。実はキッチンが大胆に吹き抜けている物件というのはあまりないんですよ。
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和室の小上がりを縁側に見立てると、ダイニングキッチンが屋外空間のように見えてくる空間構成。室内でありながら室外のような要素を持つ入れ子状の構成が生み出す開放感が自慢です。
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借景を取り入れた開放性。この敷地の西側には半永久的に建物が建たない広場があります。その景色を全面的に取り入れたダイニングキッチンや露天風呂感覚で入れる浴室は、敷地の特性を最大限に生かした空間となっています。
クライアントからの要望はただ一点、「料理を楽しめる家」であることでした。それは決して設備が充実していることとはイコールではない【空間】が求められました。どのような環境、どのような状況、どのような空間であれば最高に料理が楽しめるのかを熟考した結果、頭に思い浮かんだのは明確な2つのイメージでした。
ひとつは青空の元で行うバーベキュー、もう一つは小学校の授業で行った調理実習でした。どちらも共通しているのは広々とした場所で、大好きな友達が近くにいること。
そこでこの家では室内でありながら、まるで屋外であるような空間にダイニングキッチンを据えて、仲間とキッチンが囲えるようにアイランドキッチンつぃました。
家とはこういうものだ! という固定概念をまずは捨ててください。それは決して奇抜なものを求めるという意味ではなく、発想は自由だということを知ってほしいのです。
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