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有限会社atelier A5建築設計事務所
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既存建物は4階建てのビルで、都心から少し離れた場所に立地している。周辺は緑が多く残されており、特に最上階の4階部分は、周囲に高い建物がないことから、見通しの良い視界が広がっている。その4階部分を、住居スペースとして利用出来るように改修を行った。

既存建物の4階部分は、東側、西側に、広い屋上スペースを持つペントハウスとなっている。ただ、既存の内部空間は、東西の広い屋上スペースに対して開口部を設けているが、外部空間を積極的に利用していなかった。その4階部分を、外部と内部が一体化するような空間として、ペントハウスの特性を生かした改修が出来ないかと考えた。

改修は、新たに、鉄板で構成された大庇を、東側のテラスから、内部空間を貫通し、西側のテラスまで連続して設け、外部と内部の境界は、制作のスチールサッシ用いて、それらを開放することで、内外が一体化する空間構成としている。

更に、西側のテラスは、大庇によって架けられた屋根面から、鉄板を床面近くまで立ち下げ、ベンチとしても利用出来るように、外部空間を囲い込むことで、屋上の強い日差しや、風雨、周辺からの視線を遮り、半屋外のテラスとして積極的に利用できる空間としている。

また、壁面、床面に関しても、モルタル左官調仕上げによって、内外の素材が統一され、床面の廻りには、五郎太石を連続して敷き詰めることで、より内外を一体化する空間構成を強めている。そのテラスと連続したモルタル床の部分には、五郎太石の上をガラス床のブリッジによりアクセスすることで、そこに新たな境界を作り出し、本来意識されるはずの外部と内部の境界を、曖昧なものとしている。

内部のモルタル床の中央部分は、掘り込まれたクッションスペースとなっており、視界を一段下げることで、落ち着きのあるリラックス出来るスペースとなっている。そこから、水廻りスペースや、ベッドのスペースまでは、五郎太石の上に架かるガラス床によってアクセスする「離れ」のような空間となっている。

また、水廻りに設けたミストサウナからは、もう一つの屋上スペースがある露天風呂までグレーチングの床で繋がり、露天風呂のスペースは、羽目板が貼られた庇と、半透明のガラス手摺によって、周辺からの視線を遮りつつ、自然へと視線が抜ける空間となっている。

ペントハウスの特性である屋上スペースを、鉄板による大庇と、統一された素材、五郎太石によって連続させることで、内部空間と外部空間の境界が曖昧となった、内外一体のペントハウスが実現している。

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有限会社atelier A5建築設計事務所

清水 裕子+清水 貞博+松崎 正寿

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主に建築物の設計監理や建築デザイン等を行っている建築設計事務所や建築家を示します。
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竣工年
2021
部屋数
1
家族構成
その他
構造
RC造
敷地面積
200㎡〜300㎡未満
延床面積
100㎡〜150㎡未満
予算帯
2500万円以上〜3000万円未満
所在地
東京都
ロケーション
郊外
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