里山と住宅地との境に建つ築63 年の住宅を、周辺と繋がる暮らし方も含めて孫が住み継ぐ家としてリノベーションしました。縁側や土間のような内外が繋がるスペースを家の中心に据え、自然や人を積極的に招き入れます。2層分の「母屋」とその周囲の「下屋」から成る構造を顕在化し、下屋の一部を減築、残った下屋の壁で母屋の水平耐力を負担することで、中央の母屋部分を直接外部に繋がる開放的な場としています。家の中心にある土間が季節に応じた住まい環境をつくっています。
坂本工務店