2020年の一期工事に続き2023年に浴室と洗面脱衣のみの二期工事を行いました。寒すぎて長居することが嫌だった洗面脱衣と浴室をしっかりと断熱施工をし、長居することが楽しい空間に生まれ変わらせるためにリノベーションしています。
これらのスペースは面積の割に、求められる機能が多く必要となります。洗面、洗濯、収納、物干し、暑さ寒さ対策、健康管理、お化粧など多岐に渡ります。一回の使用時間は短くても、一日の中での使用頻度は、かなり高い場所なので、居心地にも気を配りました。
天井は木刷り板と呼ぶ壁下地に使われる材料を目透かしに張り、手の届きにくい範囲で緩やかに曲面を採用しています。天井と壁面は接点を少しずらすことで隙間が生まれ、その隙間に照明を仕込むことで空間全体を柔らかく照らすように計画しています。
浴室はメーカーの既製品システムバスで洗面脱衣スペースと共に以前と部屋の広さは変わっていません。
木でつくったアールの天井と間接照明
造り付けの洗面化粧台
一期工事のテーマを引き継いだアーチ型の出入り口