築100年の古民家を、耐震補強を伴うリノベーションでオフィスとして再生。
工事前の古民家は、長年利用されている間に、天井材、化粧材で覆われ、竣工当時の面影が無くなっていました。それらを一度、全て取り除き、老朽化した外装の防水、構造体の耐震補強を行います。最後に、古民家の魅力ある部分を引き出す為に、現代的な素材、対比的な色、形で、モダンにアレンジ。過去に現代を重ねる設計手法を採用しました。
改修にあたり、重視したのは以下の点です。
① 古民家の魅力を引き出す設計で、カフェのようなオフィスを創造。
A.耐震設計に配慮した上で大開口を設け、敷地、町並みの風景を室
内に取り込むことで、広がりと時の流れを感じるオフィスに。
B.竣工当時の構造体には手を加えずデザイン要素とし、柱の傷やホ
ゾ穴、梁の色ムラ、縁台の摩耗・損傷など、『劣化』や『古さ』
という否定的な印象でしかなかったものをリノベーションで新し
い視点軸を加えることで『趣き』や『味わい』へと変換。
C.この古民家は改修後、デザイン事務所のオフィスに。
→柔軟な発想、アイデアが湧くよう、ワークスペース以外にゆと
りのスペース(カフェのような場)を設える。
② ①を満足した上で、耐震性能を大幅に向上させる。
→工事以前に対し、4.2倍の耐震性能を実現。
③ 老朽化した外装部(屋根・外壁)の防水性能を向上させる。
① 古民家の魅力を引き出す設計で、カフェのようなオフィスを創造。
② ①を満足した上で、耐震性能を大幅に向上(工事前の4.2倍)
③ 老朽化した外装部(屋根・外壁)の防水性能を向上。
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