この住宅は三鷹市の住宅街にあります。
1階は各人の部屋とクローゼットを天井までの引戸で仕切ってます。これは、引戸を取り外したり開閉することで部屋の用途や大きさを将来の生活スタイルに合わせ、住み手の手で変えていくことができるようにするためです。
2階は天井と壁の間に360度展開するスリット状の窓(ハイサイドライト)のあるLDKと部屋の延長のデッキスペースで構成しています。このハイサイドライトは、外部の視線からプライベートな住空間を守りながら、光や風を室内に導いてくれます。高い位置に窓がある為、都心の数少ない自然である、雲の流れや星空などが見え、住空間にやすらぎを演出してくれます。
・道や隣家からの人目を気にせず光や風を導くハイサイドライト。
・ハイサイドライトからは、雲の流れが360度見えてとても気持ち良い!
・部屋の延長のデッキバルコニーは、天井のない外室。
建物で囲われた敷地に明るく開放的な家を造りたいと設計依頼がありました。敷地の周囲は建物で囲われているが、上部には空が抜けているので、この部分で内外を繋ごうと思い、ぐるっと一周、天井と壁の間にスリット状の窓をつくりました。とても明るく開放的な家となり、とても喜んでいただけました。
街中を歩いていると、レースのカーテンを閉めて、窓を開けているお宅を良く目にします。光や風を入れたいけれど、人目が気になるからです。
隣の家が近いとか道路から見えるなど、都市型住宅では外部の視線が気になります。
窓は光や風を室内に導く機能のほか、外の景色を見たり、室内の広がりや開放感をつくってくれる大切なものです。
プライバシーの確保と開放感という相反するものを両立させるアイデアが都市型の住宅設計では大切です。
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