3LDKの規格的なプランは室内の風通しが悪く、天井高さの低さもあり、
住戸内は窮屈に個室が並び狭さを感じるつくりでした。
家中の風通しを良くしたい
北側の部屋にも日中の明るさが欲しい
そんな暮らしにおいてとても基本的で大切なご要望を念頭に計画は進みました。
間仕切り壁は全て取り払い、
天井は凹凸を付けながら住戸内全面を一体に繋げ、
家族個人のプライベートゾーンは家具で緩やかに仕切っています。
そうすることで住戸内にさらさらと風が行き渡り、
白い天井に反射した光が柔らかく、包み込まれるような奥行きをこの部屋に与えてくれました。