建物は最初の登記が1977年。築40年となります。
僕たちが関わった2回目の改修。前回は住宅として使われていたものを飲食の店舗に。
今回は飲食を住宅への改修です。
関わった改修以前にも何度か手が入っているようですが、構造補強はほとんどされていない。
現況の耐震基準に合致させるための構造補強も行いましたが、改修のメインは入り口周りと水回り更新。
また前回の改修ではそのままになっていたサッシを全て新しいものに。その更新に伴う断熱の強化が主眼になりました。。
新しく住まわれる方は、従前の店舗の雰囲気を気に入って頂き、店舗のホールであった部分はほぼそのままの内装でリビングダイニングに。
キッチンはいつもと同じく造作。くの字の形は従前とほぼ同じですが、カウンターはステンレス、キャビネットの仕上げはナラの無垢材。
リビング部分の新設した棚。その仕上げは従前の仕上げと同様の左官仕上げとしました。
柱に空いた下地貫の穴はナラ材で象嵌。
復活した玄関の床は大谷石。2方向で上がることができ、プライベートの上り口には洗面を設置しました。
それらにより、決して広くはない住まいですが、豊かな空間が作れたと思います。
道に面する部分は店舗時代と雰囲気を変えたいとのことでブロックを使う事に。高さもあることから透かし積みとしました。
今回、要望に対する予算の割合。またスケジュールが厳しかったことから、プランプランで各種職方の手配、実際の施工などを行いました。
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