「暮らしのものさし」では、ただ消費者として暮らしを営むのではなく、自分の暮らしをデザインする、“暮らしのつくり手”たちを紹介しています。※この特集は、SuMiKaとgreenz.jpが共につくっています。
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CHECK IN
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編集長、パーマカルチャー見習い
今回はgreenz peopleによるステキな旅日記をお届けします。新婚旅行でタイニーハウスか……うらやましい!
こんにちは、greenz peopleのあおいです。去年の5月末から6月上旬にかけて、アメリカへ新婚旅行に行ってきました。その時に泊まったホテルが素敵なところだったので紹介します!
ところで、みなさんには好きな人はいますか? ぼくには2015年に結婚しためぐちゃんという奥さんがいます。「新婚旅行は会いたい人に会いに行く旅にしたい」と思って、お互いの友人が住むアメリカを選びました。
そんな10日間ほどの新婚旅行には、いくつか目的がありました。
・奥さんの友人が住むサンフランシスコに行く(宿泊場所も提供してもらう)
・サンフランシスコで働く僕の友人に会う
・野外の音楽フェスでスティーヴィー・ワンダーを観る(僕の夢!)
・オレゴンへ移住したグリーンズの学校「エコハウスDIYクラス」の仲間に会いに行く
・ポートランドの地に足を踏み入れる
とまぁ、予定詰め詰め・余裕なしの旅です。
でも旅の最後は、ポートランドの素敵なタイニーハウスでくつろげました。新婚旅行だからこそ味わいたい「特別感」と「ワクワク」満載の場所でしたよ。
それでは、ぼくたちの新婚旅行フォトレポートをはじめます!
ターキーが路上を歩く街並み
奥さんの友人が住むのはサンフランシスコ空港から車で30分ほど行った住宅街、オークランド。
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斜面に建っている家ということもあり、ベランダからの景色は最高!
天気がいい日にはゴールデンゲートブリッジが見えることも。
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ターキーが路上を歩いていることもしばしば。クジャクにも会いました。
住宅街なのに自然との距離が近いのも面白いところ。
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サンフランシスコに到着した翌日には、野外フェスへ。疲れてなんかいられない!
ワインで有名なNAPA Valleyで行われた、「BOTTLE ROCK FES」。
初日のヘッドライナーがスティーヴィー・ワンダー。会いたかったよ〜!
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そして僕の夢が叶った瞬間。もう、興奮でしかなかったー!
久しぶりの野外フェスは、体力の必要性を感じつつも、非日常感を味わわせてもらいました。
人生初のコンポストトイレ
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サンフランシスコからはレンタカーで北上。
レンタカーもアメリカサイズ! 日本じゃ車線はみ出ちゃいます。
約600キロを爆走! オレゴン州のアップルゲートというところへ行きました。
僕がファシリテーターとして関わっている、グリーンズの学校「エコハウスDIYクラス」第1期の仲間の一人がオレゴンへ移住して、自然と距離の近い生活をしています。
2匹の犬と4匹のアルパカとの暮らし。楽しそうでした。
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なんとも言えない体型と表情。
初めは警戒してたけど、餌を見るや否や・・・
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群がる群がる。
このもじゃもじゃ感に親近感。この毛はこの後刈られたそうです。
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自分たちで建てたテントを宿として貸してもらいました。
夜は冷え込んだものの、寝袋&布団でぐっすり眠れました。
煙突が見えていますが、薪ストーブ付きなんです。
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テントの中のトイレはコンポストトイレ。使うのは人生初!
使用後は、左のバケツのおがくずを入れます。それだけで匂いはほとんど気になりません。
いっぱいになったら堆肥にするための場所へ。
ご主人が「コンポストトイレは夫婦の絆を強くするアイテムだよ」と言っていたのが印象的だったな〜。
ポートランドに到着
そして、さらに北上すること400キロ。旅の終着地点がポートランドでした。
あまり時間がなかったので、多くは回れなかったのだけど、「Rebuilding Center」や「STOMPTOWN COFFEE」などを回り、少ない時間でも街の雰囲気を楽しめました。
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家などの解体の際に出た廃材が集まってくる「Rebuilding Center」。
電気から窓から玄関から便器まで。あらゆるものが手に入ります。
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有名なところには行っておこうというミーハーな気持ちで「STOMPTOWN COFFEE ROASTERS」へ。
お土産用と自宅用の豆を購入。
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一通り楽しんで、本日の宿へ。
ポートランドでの宿は、タイニーハウスホテルの「CARAVAN」。
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入り口からおしゃれ〜。
右のほうにある茶色の扉が入り口。宿泊者だけが中に入ることができます。
ワクワクしながら入ってみまーす!
タイニーハウスはどこもかしこもかわいい!
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入るとすぐに、ずらーり6つのタイニーハウスが出迎えてくれます。
ところ狭しとはこのことだ!
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ここのスペースで焚き火していいらしく、
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「この引き出しの中に着火する道具や、マシュマロとチョコレートとクッキーがあるから、自由に挟んで焼いて食べてね!」とのこと。嬉しいな。
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さらにはゲスト用にフリーの飲み物も! 素敵な心遣い。
そして・・・
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ジャジャーン!
僕たちが泊まったのはこの家「The Caboose」。
貨物車両などの乗務員用車両を意味するらしい。言われてみれば確かに連結されていそう。
ビビッドな配色がGood!
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入り口はこんな感じ。ランプとお花と扉と。すでに全てがかわいらしい。
ワクワクする気持ちを抑えつつ中に・・・
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ワッ! かわいい!
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食器たちも! 棚に使われてるパイプも!
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シンクも!
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ランプも!
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ベットも〜!
振り返ってみても・・・
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やっぱりかわいい!
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トイレも!
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シャワースペースもかわいい!
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梯子をかけて上がると・・・
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ここにも横になれるスペースが! なんとラグジュアリ〜。
クッションの前の絵本は初めからこの位置にセットされてました。
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テンション上がってこんなこともしたくなる!
タイニーハウスなので広々とした感じはありませんが、インテリアの統一感と機能的なところがとても素敵。完璧ですよ完璧。
「こだわりにこだわった!」というのが伝わってきます。こういうセンスはどこからくるのだろうか?
一通り興奮して、スーツケースをベッド下のスペースに入れて、近所をぶらぶら。
朝食用にちょっと離れたスーパーで果物だけ買って帰りました。
その頃にはだいぶ日が暮れていて・・・
夜と朝で顔を変えるタイニーハウスホテル
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昼間の雰囲気とはずいぶん違う〜!
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部屋の中の雰囲気もすごくいいな〜。覗き込んでしまいたくなる。
「寝るのがもったいない!」
「マシュマロも焼きたいね〜!」
「フリーのドリンクもいただきたいね!」
と思っていたものの・・・この日は長旅の疲れで、あっけなく寝てしまいました(笑)。
ちょっともったいない気もしたけど、2階のロフトが広くて心地よく、ぐーっすり。
そして次の日。
よく晴れました!
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ロフトの窓から望む朝日。
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コーヒーとマスカットとブラックベリー。
ただそれだけなのにこんなにかわいく見えてしまう。
帰る頃には、もうこのお家の虜になってしまってました。
CARAVANの敷地には6つのタイニーハウスがあります。
どれも人気があるので、予約はお早めに!
スタッフは2ブロック先くらいに住んでいるらしく、電話をしたらすぐ駆けつけてくれました。
CARAVANの敷地内と、タイニーハウスへはそれぞれ暗証番号があり、それを教えてもらってから出入りをします。
空港から離れたところにあるので移動はUberが便利。初めて利用したけど、すぐに迎えにきてくれた上に、タクシーよりも安く済みました。オススメです。
ということで、ぼくたちの新婚旅行フォトレポートはおしまいです。
ポートランドへ行く際はぜひチェックしてみてくださいね〜!
CHECK OUT
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編集長、パーマカルチャー見習い
旅日記、いかがでしたか? 今後もgreenz peopleの旅日記は不定期でお届けしますよ。お楽しみに。
※この記事はgreenzに2017年3月29日に掲載されたものを転載しています。