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記事作成・更新日: 2025年 8月 5日

【徹底解説&事例】バルコニーの種類やベランダとの違い、メリット・デメリットなどを紹介

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辻薬師の家(arc-d)

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辻薬師の家(arc-d)

バルコニーは住宅における人気の設備ですが、「ベランダやテラスとの違いがわからない」「実際どんな使い方ができるの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
本記事では、バルコニーの定義や種類、メリット・デメリット、建築基準法のルール、そして暮らしに役立つ活用アイデアまで詳しく解説します。
具体的な事例も交えながら、設置前に知っておきたいポイントを網羅していますので、これからマイホームを検討する方や住まいのリフォームを考えている方はぜひ参考にしてください。


バルコニーとは?
定義とベランダ・テラスとの違いを解説


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茅ヶ崎・O邸〜国産材を使った開放的なガレージハウス(株式会社 中村高淑建築設計事務所)

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茅ヶ崎・O邸〜国産材を使った開放的なガレージハウス(株式会社 中村高淑建築設計事務所)

家づくりや物件探しの際に「バルコニー」「ベランダ」「テラス」という言葉を目にする機会は多いですが、それぞれの違いを正確に理解している人は少ないかもしれません。 これらは似ているようで構造や使われ方が異なります。
まずは「バルコニーとは何か」を明確にしたうえで、他の外部スペースとの違いを見ていきましょう。

バルコニーの定義・役割

バルコニーとは、建物の外壁から張り出した屋外スペースのことで、主に2階以上の階層に設置されるのが一般的です。
屋根がついていないことが大きな特徴で、外に面した開放的な空間となっている点がポイントです。
住宅の外観にアクセントを加えるだけでなく、室内に光や風を取り込みやすくする役割も果たしています。
また、バルコニーは洗濯物を干すスペースや、プランターで植物を育てる場としても活用されることが多く、暮らしの利便性を高めるために重要な設備です。
最近では、ちょっとしたカフェスペースやリラックスエリアとしても注目されており、生活スタイルに合わせて自由に使える魅力的な空間として重宝されています。

ベランダ・テラスとの違い

バルコニーと混同されやすい言葉として「ベランダ」と「テラス」がありますが、それぞれ明確な違いがあります。バルコニーは、前述の建物の外壁から張り出して設置される屋外スペースで、基本的に屋根がないのが特徴です。
一方、ベランダはバルコニーと似た構造ですが、屋根がある点が大きな違いです。
日差しや雨をある程度防げるため、雨の日でも洗濯物を干したり、植物を守ったりといった実用的な使い方ができます。テラスは、主に建物の1階部分に設置される屋外空間のことで、基本的に屋根はなく、庭やリビングと地続きになっている点が特徴です。バーベキューやガーデニング、子どもの遊び場として使われることが多く、アウトドア感を重視したスペースといえるでしょう。
このように、設置場所や屋根の有無、構造によって名称が変わるため、それぞれの特徴を理解したうえで、目的に合った空間づくりを考えることが大切です。






バルコニーの種類


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志摩船越の家(柳瀬真澄建築設計工房)

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志摩船越の家(柳瀬真澄建築設計工房)

一口にバルコニーといっても、設置場所や構造によっていくつかの種類に分かれています。
それぞれの特徴を理解しておくことで、ライフスタイルに合ったバルコニーを選びやすくなります。
ここでは代表的な4つのバルコニーを紹介します。

インナーバルコニー

インナーバルコニーは、建物の一部をくり抜くように設けられた、屋根付きのバルコニーです。
外に張り出すタイプではなく、建物の壁に囲まれた内側に位置しているのが特徴で、見た目もすっきりとした印象になります。
室内との一体感があり、外部からの視線を遮りやすいため、プライバシー性の高い空間として人気があります。
また、屋根があるため急な雨にも対応しやすく、洗濯物を干すスペースとしても重宝されます。
半屋外の感覚で使えるので、読書やコーヒータイムなどリラックススペースとしても活用できます。
天候に左右されにくく、機能性とデザイン性を両立させたい方におすすめのタイプです。

ルーフバルコニー

ルーフバルコニーとは、下階の屋根部分を利用して設けられたバルコニーのことを指します。
主にマンションの最上階や、戸建ての2階部分などに設置されることが多く、広々とした開放感のある空間が特徴です。
隣家との距離も比較的とりやすいため、のびのびと使える点が魅力です。
広さを活かして、テーブルやチェアを置いたり、子ども用のプールを出したりと、多目的な使い方ができるのもルーフバルコニーの強みです。
ただし、建物構造への負荷や防水処理の重要性が高いため、設計段階から専門家としっかり相談する必要があります。
メンテナンス面も考慮しながら導入を検討しましょう。

スカイバルコニー

スカイバルコニーは、建物の最上部に設置された屋上のような開放的なバルコニーです。
周囲に遮るものが少ないため、空が広く見渡せるのが最大の特徴で、眺望を重視する人にとっては理想的な空間といえます。
日照時間も長く、アウトドアリビングとしての活用にもぴったりです。
たとえば、ガーデンファニチャーを置いて憩いの場にしたり、天体観測やヨガスペースとして使ったりと、暮らしを豊かにする用途が広がります。
ただし、高所にあるぶん風が強かったり、日差しが強すぎることもあるため、設置する際は手すりの強度や日よけの確保といった安全面の対策も重要です。

回りバルコニー

回りバルコニーは、建物の角や複数の面にまたがって設置されるL字型やコの字型のバルコニーです。
1方向だけでなく複数方向に開口があるため、日当たりや通風が良く、室内に自然光を取り入れやすくなります。
見た目にも高級感があり、デザイン性を重視したい人にも選ばれています。
複数の部屋に面してバルコニーがつながっているケースも多く、生活動線をスムーズにできる点もメリットです。
洗濯物を干すだけでなく、植物を並べて四季の変化を楽しむなど、長いスペースを活かした活用が可能です。
ただし、建物構造に合わせた強度設計や排水対策なども重要となるため、施工時は注意が必要です。






バルコニーを設置するメリット


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dschubba(ポーラスターデザイン一級建築士事務所)

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dschubba(ポーラスターデザイン一級建築士事務所)

バルコニーには見た目の印象だけでなく、生活をより快適にしてくれる実用的なメリットも数多くあります。
日常生活の中で役立つポイントを知ることで、バルコニーの価値をより実感できるはずです。
ここでは主な3つのメリットを紹介します。

日当たりがよく洗濯物が乾きやすい

バルコニーがあることで、日当たりのよい場所に洗濯物を干すことができ、乾きが格段に早くなります。
特に2階以上に設置されることが多いバルコニーは、周囲の建物の影になりにくく、風通しも良いため、洗濯物を清潔かつスピーディーに乾かせる環境をつくりやすいのが魅力です。
室内干しと比べて嫌なにおいや湿気もたまりにくく、衛生面でも安心です。
また、室内の生活空間を占領せずに済むので、家の中がすっきり保てるというメリットもあります。
天気の良い日には、シーツや布団などの大きなものも思い切り干せるのがうれしいポイントです。
洗濯のしやすさが暮らし全体の効率にもつながり、毎日の家事がぐっと快適になります。

開放感がある

バルコニーがあることで、室内に開放感が生まれ、空間がより広く感じられるようになります。
外へ向かって視界が抜けることで、気分もリフレッシュでき、家にいながら外の空気を感じることができるのが大きな魅力です。
自然光が入りやすくなるため、部屋の中も明るくなり、居心地のよい雰囲気が生まれます。
たとえば、リビングとバルコニーがつながっていると、実際の床面積以上に広がりを感じられる設計になります。
狭小住宅やマンションでも、バルコニーがあるだけで視覚的なゆとりが生まれ、暮らしの質が向上します。

下の階の雨よけ・日よけになる

バルコニーは上階に設置されている場合、下の階に対して自然な「ひさし」の役割を果たしてくれます。
これにより、1階部分の窓や玄関まわりに雨が入りにくくなったり、直射日光を防いで室温の上昇を和らげたりと、快適な住環境をサポートしてくれます。
特に南向きの建物では、夏場の直射日光が1階の室内に入り込みやすくなりますが、バルコニーがあることで遮光効果が期待できます。
これにより冷房効率も上がり、光熱費の節約にもつながる可能性があります。
また、バルコニーの下を自転車置き場や物置スペースとして活用すれば、実用性もさらに高まります。
限られた敷地でも、上下をうまく使い分けられるのがバルコニーの利点です。






バルコニーを設置する際の注意点・デメリット



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立花の狭小住宅(architect studio 拓(株式会社 拓 一級建築士事務所))

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立花の狭小住宅(architect studio 拓(株式会社 拓 一級建築士事務所))

バルコニーには多くのメリットがありますが、実際に設置するとなると、いくつかの制約やデメリットも存在します。
後悔のない住まいづくりのためには、利便性だけでなく注意点にも目を向けておくことが大切です。
ここでは代表的な2つの注意点を紹介します。

設置できるスペースが限定的

バルコニーは建物の構造や敷地の広さに大きく影響されるため、設置できる場所や広さに制限があるのが現実です。
特に都市部の狭小地では、十分なスペースを確保することが難しく、希望する広さや位置に設置できないケースも少なくありません。
また、建築基準法によって建ぺい率や容積率が定められており、これを超える設計はできないため、事前に法的な確認も必要です。
構造的な問題や隣家との距離なども考慮しながら、専門家と相談のうえで無理のない範囲での設計を検討しましょう。
自由度が高いようでいて、意外と制限が多い点は見落としがちです。
設置できるかどうかだけでなく、設置後の使い勝手まで含めて総合的に判断することが重要です。

屋根がないので雨の日は工夫が必要

多くのバルコニーは屋根がついていないため、雨の日には使いづらくなる点もデメリットのひとつです。
洗濯物を干している場合は濡れてしまうリスクがあり、急な天候の変化にも対応できるような工夫が求められます。
たとえば、物干しスペースには簡易的な屋根を設置したり、防水カーテンを設けたりする方法があります。
また、濡れて滑りやすくなる床材にも注意が必要で、安全面にも配慮が欠かせません。
バルコニーを有効活用するには、天候に左右される点をあらかじめ理解し、日々の暮らしに合わせた対策を講じることが大切です。
さらに、排水経路の設計が不十分だと水がたまりやすくなるため、勾配や排水口の位置にも気を配る必要があります。






バルコニーの主な3つの活用方法



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奈良 東大寺の家(二世帯住宅のフルリノベーション)(ATS造家設計事務所)

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奈良 東大寺の家(二世帯住宅のフルリノベーション)(ATS造家設計事務所)

バルコニーは洗濯物を干すだけの場所ではありません。
ちょっとした工夫で、暮らしをより豊かにしてくれる多目的スペースへと変えることができます。
ここでは、日常生活に取り入れやすい3つの活用法を紹介します。

アウトドア気分が満喫できる

バルコニーにテーブルやチェアを置くだけで、自宅にいながらアウトドア気分が味わえる空間が生まれます。
天気のいい日には、朝食やコーヒータイムを外で過ごしたり、夜には星空を眺めながらくつろぐなど、ちょっとした非日常を手軽に楽しむことができます。
スペースに余裕があれば、キャンプチェアや簡易テントを置いて「ベランピング(ベランダ×グランピング)」を楽しむのもおすすめです。
屋外に出かけなくても、自宅のバルコニーが癒やしと遊びの場になるため、忙しい人にとっても気分転換の貴重な時間をつくることができます。

家庭菜園やガーデニングが楽しめる

日当たりの良いバルコニーは、家庭菜園やガーデニングにぴったりの環境です。
プランターや鉢植えを並べれば、季節の花やハーブ、ミニトマトやレタスなど、手軽に育てられる植物を楽しむことができます。
緑があるだけで空間に癒やしが生まれ、毎日の暮らしに彩りが加わります。
植物の成長を見守ることで、子どもの情操教育にもつながりますし、収穫の喜びも格別です。
スペースが限られていても、棚を活用したり、吊り下げ式のプランターを取り入れれば、効率よくレイアウトできます。
ガーデニングが趣味の方はもちろん、初心者でも気軽に始められる点も魅力です。

子どもの遊び場になる

外遊びが制限されがちな近年、自宅のバルコニーは子どもにとって安心・安全な遊び場になります。
マットを敷いておもちゃを並べたり、小さなプールや砂場を設置したりと、工夫次第で遊びの幅が広がります。
親の目が届きやすい点も大きな安心材料です。
天候の良い日は日光浴にもなり、身体を動かす機会が自然と増えるのもメリットです。
また、子ども専用のスペースを作ることで室内が散らかりにくくなるため、家の中の整理整頓にもつながります。
限られたスペースでも、子どもの成長をサポートする場所として活用できるのがバルコニーの魅力です。






バルコニー設置時における建築基準法の制限



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瀬戸の家 / House in Seto(Airhouse)

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瀬戸の家 / House in Seto(Airhouse)

バルコニーは自由に設置できると思われがちですが、実際には建築基準法に基づいた制限や条件があります。
法令を守らずに設計・施工を進めると、違法建築とみなされる可能性もあるため注意が必要です。
ここでは特に重要な3つのルールについて解説します。

バルコニーに関する建築基準法の基本ルール

バルコニーを設置する際には、建築基準法における「延床面積」や「建ぺい率・容積率」との関係を正しく理解しておく必要があります。
まず、延床面積とは、建物の各階の床面積を合計したもので、建築確認や固定資産税の評価にも関係します。
バルコニーについては、奥行が2mを超える場合には延床面積に含まれ、それ以下の場合は原則として算入されません。
ただし、屋根の有無や手すりの構造、外壁の位置によっても判断が変わる場合があるため、一律に「2m以下ならOK」とは言い切れません。
また、延床面積に含まれるかどうかにかかわらず、バルコニーの出っ張りが建ぺい率や容積率に影響を与えることもあります。
たとえば、建ぺい率は敷地面積に対する建築面積の割合を指しますが、バルコニーの一部が柱で支持されている構造だと建築面積に含まれる可能性があります。
加えて、バルコニーを増築する際は、既存の建物との整合性や日影規制、斜線制限など他の法的制約にも注意が必要です。
とくに都市部では、隣家との距離や景観への影響も設計上の重要な要素となります。
こうした基準は地域によって異なるため、設計段階で必ず自治体の建築指導課に確認を取ることが大切です。
法令違反があれば建築確認が下りず、最悪の場合はやり直しや是正指導が入るリスクもあります。

2階以上のバルコニーには柵・手すりが必要

2階以上に設置されるバルコニーには、安全対策として手すりや柵の設置が義務付けられています。
建築基準法施行令第126条では、「屋上広場又は二階以上の階にあるバルコニーその他これに類するものの周囲には、安全上必要な高さが1.1メートル以上の手すり壁、さく又は金網を設けること」と明記されています。
これは、転落事故の防止を目的とした非常に重要なルールです。
この規定は一般住宅だけでなく、マンションや店舗、施設に設けられるバルコニーにも適用されます。
例外的に、建物の構造や意匠上の工夫により手すりの高さが1.1m未満でも安全性が確保される場合、建築確認で認められることもあります。
ただし、それはあくまで例外であり、基本的には法令基準に従った設計が求められます。
転落事故は子どもや高齢者にとって特に危険なため、素材や形状、隙間の有無など細部まで配慮し、実用性と安全性を両立させることが重要です。
引用元:e-GOV法令検索「建築基準法施行令」第126条
https://laws.e-gov.go.jp/law/325CO0000000338/

バルコニーに避難器具の設置が必要なケース

バルコニーは災害時の避難経路としても機能するため、建物の規模や用途によっては避難器具の設置が義務付けられることがあります。
特に3階建て以上の共同住宅や長屋などでは、火災や地震などの非常時にバルコニーを経由して避難できる構造が求められます。
こうした場合には、避難ハッチ(避難はしご)や緩降機などの設置が必要になります。
また、バルコニーを「避難通路」として扱う場合、一定の幅・構造を確保する必要があり、建築基準法および消防法で詳細な基準が定められています。
地域によって条例や指導内容が異なるため、設計段階であらかじめ管轄の建築指導課や消防署に相談することが不可欠です。
設置した器具についても、年1回程度の定期点検や使用方法の確認が推奨されており、非常時に確実に使える状態を保つことが求められます。
安全性を確保するためにも、見た目やコストより機能性を優先した設計が大切です。






バルコニーのある住宅の建築事例5選



バルコニーは、住まいに開放感や快適性をもたらす重要な外部空間です。
洗濯や採光といった実用性だけでなく、眺望や暮らしの豊かさを演出する場としても注目されています。
ここでは、バルコニーを効果的に取り入れた5つの住宅事例を紹介し、それぞれの設計の工夫や活用のポイントを詳しく見ていきます。

①2つのバルコニーを持つ都心の住宅

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東京都世田谷区の狭小地に建てられたこの住宅は、都市部ならではの限られた空間を最大限に活かす工夫が随所に見られます。
木造在来工法を採用し、ファサードにはガルバリウム鋼板の小波や縦ハゼ貼を用いた個性的な外観が印象的です。
駐車スペースや駐輪スペースを確保しながら、玄関スペースも無駄なく配置し、都市型住宅のひとつの提案となる佇まいに仕上がっています。
2階LDKには大きな開口と奥行約1.8mの片持ちバルコニーを設置し、視線が抜けるような開放的な空間を演出。
ローカウンターを設けることで内と外の一体感を高め、生活空間の広がりを実現しています。
また、2階から3階への階段途中にもバルコニーを設け、自然光の取り込みや通風を補完。
都市の敷地条件下でも光や広さを感じられる住まいとなっています。

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②水平線の家 大海原の風景と暮らす家

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高台から太平洋を一望できる絶景の敷地に建てられたこの住宅は、21mのパノラマバルコニーが象徴的な存在です。
建物は海岸線と平行に配置され、眺望を最大限に活かすよう設計されています。
鉄骨造の構造によって、開放感ある大開口や庇の出を実現し、南国のリゾートのようなスケール感が魅力です。
バルコニーはリビング、ダイニング、バスルームから直接出入りできる設計となっており、潮風を感じながら海を眺めることができます。
海側の各部屋が連続した外部空間とつながることで、家全体に一体感と抜群の開放感をもたらしています。
断熱性能や日射調整の工夫も随所に施され、自然と共存する快適な住まいを実現しています。

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③バルコニー菜園のある家

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事務所兼モデルハウスとしても活用されているこの住宅は、無垢の木をふんだんに使ったナチュラルな設計が特徴です。
1階は柱が見える真壁造り、2階は和と洋が調和した和モダンの空間で、木の香りとぬくもりに包まれた落ち着きのある雰囲気に仕上がっています。
2階に設けられたバルコニーでは、家庭菜園が楽しめるよう設計されており、日常の中で自然と触れ合う時間を提供してくれます。
家族で野菜を育てる体験を共有できる場として、暮らしに豊かさと楽しさを加える空間です。
職人の手仕事が光るディテールからも、設計者のこだわりが感じられる住まいです。

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④3階建て・大型バルコニーのある家

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外観は重厚感のあるブラックの総タイル貼、内観はヴィンテージウッドとホワイトを基調にした落ち着いたデザインが魅力の邸宅です。
3階建ての構造を活かして、上層部に大型のバルコニーを設置。都市部の限られた敷地でも、しっかりと外部空間を確保しています。
バルコニーは日当たりのよい位置に配置され、洗濯や通風だけでなく、プライベートなリフレッシュスペースとしても活用可能。
立体的な外観デザインとあわせて、外と内のバランスを重視した快適な住空間となっています。

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⑤大きなバルコニーのある開放的な住まい

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富士山を望む高台に建てられたこの住宅は、西側の景色を最大限に活かすため、大きな木製サッシの引き込み戸と張り出した広いバルコニーを組み合わせています。
バルコニーと室内が一体となるように設計されており、眺望と一体感のある開放的な住まいを実現しています。
庇を深く設けたり、木製ルーバーを設置したりと、強い西日への配慮も万全。
内部はワンルーム形式を基本としつつ、引き戸で柔軟に仕切れる設計になっており、機能性と快適性の両立が図られています。
素材感を大切にした自然派住宅の好例です。

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まとめ:バルコニーの定義やメリット・活用方法を理解して快適な住まいを実現しよう



バルコニーは、単なる屋外スペースではなく、暮らしに快適さと豊かさをもたらしてくれる重要な存在です。
本記事では、バルコニーの定義やベランダ・テラスとの違い、種類や活用法、設置時の注意点まで幅広く解説しました。
日当たりや通風の確保、洗濯スペースとしての実用性はもちろん、アウトドア気分や家庭菜園、子どもの遊び場といった多彩な活用も魅力です。
一方で、スペースや法的な制限、安全面への配慮も忘れてはなりません。
これからバルコニーの設置や活用を考えている方は、ご自身のライフスタイルや敷地条件に合ったプランを検討し、理想の住まいづくりに役立ててください。
設計や施工の段階で専門家に相談することで、安全かつ快適な空間を実現する第一歩となるはずです。

Text SuMiKa運営事務局

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