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記事作成・更新日: 2017年 9月29日

自分の手でつくる、育てる家。
”素”だからこそ満足度は高くなる

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スタートがシンプルなほど、好きなものだけに囲まれた暮らしをつくれる


「スタイルに合わない間取りや装飾はいらない」「好みのテイストやアイテムで空間を埋め尽くしたい」。メーカーや建築家に任せ切ることなく、自分が主体となって家づくりをしたいと思う施主は年々増えています。しかし、施主のセンスが上がる一方、彼らが思う存分参加できる〝ちょうどいい箱〟の選択肢が少ないいのも事実。建てた時が終わりではなく、時間をかけて家族の色を加えていく。そんな、余計なものを排除した、住まい手自身が暮らしをデザインできる住宅とは?「素箱」はこんなテーマの追求から生まれた木造スケルトン住宅です。






住まい手が思う存分、”編集”できるスケルトン住宅


素箱の強固なSE構法による箱=スケルトンは、建てた後も空間を仕切って個室を設けたりと、自由に変更が可能。可変性の高い箱の中で、住まい手が自分の手で暮らしを〝編集〟することができるのです。最小限の状態で住み始め、家族の成長に合わせて家を育てていくのか、はたまた、最初から部屋、内装を作り込んでいくのか。こういったスタンスも自由に選ぶことが可能です。さらに、基本プランは1000万円代というコストバリューもあります。

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”素”のままでも快適な住宅性能を備えた箱


素箱の1階は仕切りのないワンルーム空間。最初からオプションで壁をつくって部屋を追加することも、家族構成の変化に合わせて徐々に部屋を追加していくことも可能。竣工の状態から、時間をかけて育てていくことができます。

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2Fのダイニングスペース。キッチンはオプションで、収納や食洗機などを組み込んで造作することも、好みのメーカーのキッチンを置くことも可能。好きなものを集めて、好みのキッチン空間をつくれます。

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合板の床はそのままで使用することもできるし、好みのフローリングや床材を張ることもできます。また、全面床暖房が標準仕様となっておいるので、冬の断熱にかかる費用を抑えることができます。

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自分の手でくらしをつくる、育てていく。
住まい手が”編集”できる住まい


こちらは素箱をカスタマイズしたA邸です。リビングにはフローリングが張られ、家族を包み込む温かい空間になっています。

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2Fのキッチン。最初にカウンターのみ作成し、下は奥様が寸法の合う収納をIKEAで購入してぴったりと収めたとか。

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日射しが射し込むリビングルームの逆側からの眺めです。大空間ながら全面床暖房で冬も快適に過ごすことができます。

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A邸では、ワンルームの1階の空間を寝室と2つの子供部屋に仕切って個室にしています。壁や収納、建具は暮らしながら家族の変化に合わせて追加していきました。右の子供部屋はこれからもまだまだ変化していきそうです。

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スタートがシンプルなほど、好きなものだけに囲まれた暮らしをつくることができる。あとは、自分たちの手で育てていけばいい。引き算の発想から生まれた「素箱」は、理想の暮らしを描いていく〝余白〟がある家です。A邸ではまさに、家族が時間をかけて家を育てている、という印象を受けました。

素箱の空間は「吉祥寺コンセプトハウス」で体験することができます。

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「素箱」のウェブサイトはこちら
http://suhaco.com

text_ Jun Manabe portrait_ Asami Uchida

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