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記事作成・更新日: 2021年 6月16日

昔ながらの安心感!和風建築事例7選

古くから受け継がれてきた和風建築。日本の気候や風土に適している和風建築は近年再び人気が高まっています。

そこで今回は、快適に過ごせるだけでなく、どこか懐かしく、安らげる空間が広がる和風住宅の建築事例をSuMiKa編集部が厳選しました。理想の和風住宅を考えるうえでのヒントにしてくださいね。

1:縁側のある平屋

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古くからある住宅地に建つ平屋住宅。敷地の東側には純和風の趣ある庭と樹齢70年以上の楠があります。それらをそのままの形で残し、玄関までは庭や楠を通るとても美しいアプローチとなっています。

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庭木をゆっくりとした時間のなかで楽しめるよう、住宅の東側には長いL型の玄関と縁側を設け、中と外をつなげる平面構成となっています。

住宅は大きな方形屋根の平屋で、高さを抑えることで庭木を引き立てています。縁側と大きな庇が中と外をつなぎ、庭に向かって生活が展開できるような住まいです。

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2:北鎌倉の家~伝統美と遊び心が融合する家

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北鎌倉の谷あいに建つ藤棚が迎える住まいです。敷地と道路の高低差2.5mを活かし、地下階を鉄筋コンクリート、1~2階を木造とする混構造となっています。

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北側には三畳の茶室、地下には音楽室があり、趣味を楽しめます。外観は鎌倉の地に相応しい入母屋屋根の日本建築の意匠とし、内観ではヨーロッパの石畳の石やアイアンワークを使うなど、伝統美と遊び心が融合している住まいです。


【事例詳細】

・構造:混構造

・敷地面積:150㎡〜200㎡未満

・予算帯:3,500万円以上〜4,000万円未満


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3:登り梁の家

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建物のメインのLDKの棟部は通常、棟木に梁を掛けますが、棟木なしで梁と梁とを手刻みで重ね合わせて接合しています。

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道路側の物置の柱梁は接合部は全て手刻み、和室は真壁和室、屋根は瓦の一文字葺き、軒天は希少なサワラ材仕上げにするなど、いたるところに思い入れと職人の技を盛り込んだ住まいです。


【事例詳細】

・構造:木造軸組住宅(在来工法)

・敷地面積:300㎡以上


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4:「和弦」~KAGEN~

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長い時間をかけて大切に愛でられてきた庭園をそのまま生かしながら母屋を建て替えています。

庭園はご主人にとって“住まうという概念”に組み込まれているものでした。そのため、建物に求められるのは庭に見合う風格と落ち着いた佇まい、そしてこの場所に違和感なく馴染む新しい魅力でした。

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基本構造は在来の木造軸組工法ですが、一部に構造体ではないコンクリートの意匠壁を設置することで質感と重厚感を高めています。

独特の屋根形状は、昔からの日本家屋の趣を表現。軒を深く取り、構造共視覚的にも低重心の落ち着いた佇まいとしています。居室配置については、庭園を愛でることを基本構成としています。


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5:飯盛の民家 - 軸組再生の住まい

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ここには叉首(さす)構造の茅葺(かやぶき)民家が建っていました。しかしながら茅葺の維持管理の困難さから、既存民家を取り壊し建て替えることとなりました。新築には、解体した民家の柱や梁などの木材や建具などを受け継ぎ再生させています。

丸太の梁が露出する豪壮な小屋組みの空間は、従来の日本の民家では土間や囲炉裏の空間の上部に広がり、煙出しなどからわずかに差し込む光や囲炉裏の炎に時折浮かび上がる、漆黒の空間です。

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しかし現代に新しく再生する民家として、闇の美しさではなく、光の美しさによる民家にしたいという希望から、ガラス瓦による天窓で小屋裏を自然の光で満たしています。吹抜の高い天井には全面に太鼓張りの紙障子を張り、その組子は豪壮な小屋組みに対して繊細なデザインとして和紙に包まれています。小屋裏に充満した自然光は紙障子を通して柔らかく降り注ぎ、住まいの骨組みを美しく浮かび上がらせます。

小屋裏にはあえて照明を組み込まず、自然の移ろいと時間を与えるようにしています。


【事例詳細】

・構造:木造(全般)


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ガレージ一体型の、奥に長い敷地を活かした平屋住宅です。

外壁の痛みを少なくするだけではなく、日差しの調整に重要な役割を果たす軒を大きく設けています。この約2mの軒下を使って、雨の日でも子どもが遊んだり、近所の農家の方から野菜をもらった時にも気軽に軒下に置いたりすることができます。

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窓の位置は全て意味のある配置にしています。

西側の細長い窓は夫婦の寝室の窓。プライバシーを守るために高めの位置に配置し、西日の入りにも考慮しています。足元部分の窓は和室の窓。正座をして外を眺めた時に、庭が一番良く見える位置に窓を配置しています。


【事例詳細】

・構造:木造(全般)


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7:素材感のある和の家

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落ち着いた和のテイストを活かしながら、現代風の間取りやデザインをアレンジした住まいです。

構造材にはじまり、床、窓枠、建具に至るまで、山口県産の杉をふんだんに使用。統一することで室内に落ち着きを演出しています。

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間仕切りを極力なくした空間やアイランドキッチンが、昔ながらの日本の家造りに現代のニーズを織り交ぜた形に仕上がっています。リビング・ダイニングには障子を入れることにより日差しを和らげ和のテイスト感を味わえるようにしています。


【事例詳細】

・構造:木造(全般)

・敷地面積:150㎡〜200㎡未満


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ほっと一息ついて安らげる空間。そんな和風建築事例をご紹介しました。気になった間取り・建築イメージがありましたら、ぜひSuMiKaで建築家に相談してみてくださいね。


※この記事はSuMiKaの過去掲載した建築事例をもとに作成しています。



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