かつての大津百町のひとつ寺町で、築100年以上経過した町家のリノベーションです。大津祭の曳山が目前に鑑賞できるリビングの窓は美しさと艶やかさの祭の一場面を、切り取った額縁の絵のように表現できます。古い間仕切りや天井を取り払い、長年に渡り大屋根を支え続けてきた、構造梁を表すことで空間に広がりを出しています。改修に伴い、構造補強を行い、住設備を一新して現代の住環境に対応した快適な生活を送れる住まいとしました。