GLOBAL BASE × parkERs by Aoyama Flower Market
都心を中心に中古マンションの売買とリノベーションを手がけるグローバルベイスが、業界初のグリーンに特化したリノベーションプラン「GREEN DAYS」を発表した。
異業種コラボレーション企画の第2弾としてユナイテッドアローズ社に続いてタッグを組んだのは、青山フラワーマーケットを運営するパーク・コーポレーションの空間デザイン事業「parkERs」(以下、パーカーズ)。斬新なプランの全貌を聞くべく、LiVES編集長の坂本氏が、「GREEN DAYS」のモデルルームに足を運んだ。

「GREEN DAYS」のリビングダイニング。単にグリーンを飾るのではなく、その息吹を感じながら共生する空間だ。

GLOBAL BASE
常務取締役
野田清隆

parkERs
Creative Director
城本栄治

坂本 実際に空間に足を踏み入れると、単にグリーンを飾るのとは別次元の一体感を感じますね
野田 そうですね。インテリアの一部に取り入れるといったレベルではなく、グリーンから安らぎをもらったり、季節の移り変わりを感じるといった、暮らしそのものを変えるリノベーションの提案なのです
城本 デザインした私達でも、来るたびに発見がある。新芽が出たこと、日差しの角度によって葉の陰影が変わっていくこと、日々のちょっとした発見の積み重ねが、感性を育みます。無機質な都会だからこそ、そうしたライフスタイルが求められているのではないかと考えました
坂本 そもそもお二人は、今回のプロジェクトが初顔合わせですか
城本 マンションの共用スペースの緑化を提案したことがあり、その時にパーカーズの空間を気に入っていただいて、今回のコラボレーションへと発展していきました

右・ソファの背面にグリーンを配し、半戸外にいるような心地よい感覚を高める演出。左・インナーバルコニーは、屋内と屋外をつなぐ縁側のような心地のよい空間。
メンテナンスは週1回程度。プロの育成相談サービスも
坂本 このGREEN DAYSの具体的な特徴について教えてください
城本 リビングやキッチンなどの室内にいる時も『季節』を感じられるよう工夫しました。例えばソファの一角には鉢を入れることができて、春に咲いた桜を、一時的に部屋の中に入れて鑑賞することもできます
坂本 インナーバルコニーやキッチンのしつらえも印象的です
城本 家の中と外をつなぐ縁側や土間のような空間でくつろぐ提案をしています。キッチンに食材になるグリーンがあれば、摘み取ってそのまま調理もできる。自然が身近にない都会の子どもに与える〝植育〟の効果も大きいと思います
坂本 日々の手入れやメンテナンスが大変そうですが
城本 オフィス空間の緑化で蓄積したノウハウを生かしたグリーンの選定、プランニングをしているので、水やりは一週間に1回程度で大丈夫です。それに加え、年4回の育成相談サービスを実施しています

右上・水耕栽培ができるオリジナルキッチン。育てる楽しみ、食べる楽しみを暮らしにプラス。左上・照明と一体化したプランターのグリーンに、照明の光が穏やかに反射する。右下・ファウンテンベースのせせらぎの音が、心地よく室内に響く。左下・壁面に葉陰がやさしく映る寝室。
ワンストップサービス『マイリノ』の施工力の強みを生かした緑との共生空間
野田 グローバルベイスには、優良中古マンションの物件探しから資金計画、デザイン設計、施工まで、お客様の望みどおりの物件をつくりあげる『マイリノ』というワンストップサービスがあります。今回は『マイリノ』の施工力の強みを生かして、オリジナルのプランター設計や生活動線を配慮したグリーンの配置など、設計の段階からグリーンを組み込んでいます。こうした数々の工夫によって、日々のグリーンの手入れを楽に行うことがきるのです
自然がくれる、やすらぎや、ゆらぎ。都会生活で忘れられていた、暮らしの〝豊かさ〟を再発見する空間。グリーンとの共生が、リノベーションの可能性をまた一つ広げてくれる。
text_Haruko Hamahori photograph_Nobuyuki Umeda
グローバルベイス 「GREEN DAYS」
https://www.globalbase.jp/greendays/
Free Dial 0120-478-962